『冷えを治したいのですが、いい方法ありますか?』
肩こりや腰痛で悩まれている方が同時に悩まれている事だと思います。
冷え性対策は皆様テレビや雑誌などでご存じだとは思いますが、当院なりの考えを聞いて頂きたいと思います。
学会などで、治療家や大学教授とよく話すのですが、
ビジネスに感じる方法が多い気がします。
よく販売されているグッズは、確かに温める効果があるものばかりですが、当院としては
緩和ではなく改善を目的と考えると温めるだけではよくないと考えています。
人間の機能というのは、使わなければ衰えてしまいます。脳トレや筋トレがあるように刺激を与えないといけません。
骨折した方はご経験があるかと思いますが、ギプスを巻いて筋肉を使わないと痩せ細り、リハビリをしないといけません。
脳も筋肉も負荷をかける事により、鍛える事が出来ます。
睡眠障害の分野では
お風呂に入り、上がった体温が下がる事により睡眠を促したり、昼夜逆転している方に人工の太陽光を当てる事で起床を促したりします。
本来の持っている力を
回復する為に負荷を与える事は、治療として存在するのです。
冷えを感じるからといって四六時中温めていたのでは、足を温める機能が低下していまいます。
脳、筋肉と同じように刺激を与えないといけません。
では、冷えに対する刺激とは何になるのでしょうか?
負荷として考えると
冷やす事が刺激と言えるのではないでしょうか。
冷え性なのに冷やすのはおかしいと思われるかもしれませんが
冷やした後温める事により、足を温める機能を刺激する事になります。
おすすめとしては体を洗い湯船に入り、温めた後、髪の毛を洗ったり、トリートメントしたりする時に冷水につけたタオルを足の上に乗せ冷やし、終わったらまた湯船に、入るといいと思います。
(温度差をつけて頂けるといいと思います)
本格的に寒くなる前に、始めると苦ではないと思います。
(つまだ整骨院通信No,11より一部改正)