背中の痛み
 日常生活で、突然背中に痛みが出た事は無いでしょうか?

 掃除をしている時や立とうとした時など、いつもの動作の中で痛めてしまう事があると思います。


 背中の訴えは、上記のように痛みが出て、動けなくなるまであまり医療機関には掛からない方が多いと思います。



 当院の問診表には、

 「痛み(重み)は結構前からあったが、息をしても痛いのは最近から」



 「右に向くと脇腹の方まで痛くなる。肋骨が心配で」等



 かなり酷くなってから来院される事が多いです。




 巷では「ぎっくり背中」と言われているようですが、当院では、症状から『ロッキング』とご説明しています。





 さっきまで平気だったのに、どうしてこんな痛みが出るのか?





 その要因の1つに、人間の防衛反応があります。


 関節だけでなく、筋肉、靭帯、内蔵等に異常が起こると痛みや違和感等で脳へ伝えます。




 他の要因は、筋肉の張り方の異常、姿勢、いつもとは違う動きなど様々な要因が重なると起こりやすくなります。






 では、背中では何が起こったのか。




 背中の真ん中に脊柱(背骨)があります。首、胸、腰で合わせると24個の骨が重なっています。




 その脊柱は1つ1つが同じに見えて、実は少しずつ形が違います。





 形が違うものが重なっている状態はとても不安定です。




 僕の実家もそうでしたが、形の違うお皿を重ねていると地震など衝撃が加わった時にぶつかったり、違う種類のところでずれてしまったりします。


 (軽い脱臼の状態)この現象は背骨にも起こります。


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 写真でも分かるように、同じに見えて微妙に形が違います。





 その時、先程話した防衛反応が起こり、それ以上動かないように、筋肉が過緊張



 少しずれた関節をロックしていまいます。




 ロックされているので、関節を動かそうとしても、動きません。




 呼吸の時や咳、くしゃみの時も痛みを出して動かさないようにします。




 肋骨は内蔵をカゴのように包んで守っています。



 また、呼吸の際吸うと広がり、吐くと縮み肺を助けています。


 その留め具になっているのが、背骨なのです。




 留め具である背骨がロックされて動かないとその背骨に着く肋骨だけが呼吸の際広がりません。



 呼吸の時に周りは広がるのにその箇所だけ広がらないので痛みを感じるのです。




 また、無理に動かそうとすると防衛反応が働き、緊張がどんどん強くなり、なかなか改善しません。




 (以前痛みを探らないようにと説明したのもこのような為)





 筋肉の緊張が強くなると背骨の間から出ている肋間神経を圧迫し、肋骨沿いに痛みを出します。



 脇が痛い方は脇自体が悪いのではなく、神経が過敏になっているのです。





 少し背中に痛みが走ったら、力を抜いて前屈(前かがみ)になることをお勧めします。

 防衛反応で関節をロックする前に力を抜いて筋肉を均等に伸ばして頂けると大きな痛みになることを防ぐ事が出来ます。



 逆に痛みが出てから伸びをするように、腰背中を反ってしまうと痛みが出てしまい、ロックされる可能性が高くなります。



 ロックは痛みと同時の場合もありますが、多くは何度も痛みを出すことで起こりますから、




 痛みを探らず(確認せず)診察を受けて頂きたいと思います。
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by tsumadaseikotsuin | 2011-09-09 22:59 | 通信10~12 | Comments(0)
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