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加圧リハビリ 内側上顆骨端線離開
 内側上顆骨端線離開とは、野球などで投げる動作が多い方になりやすい症例です。







 特に、小学生や中学生など



 関節が出来上がっていない状態での投球動作の繰り返しでなる事が多く





 大人ですと『関節ネズミ』と言われ、剥離骨折に近い状態です。







 まず、徒手検査法から







 痛い側の手で痛い側の肩を触ろうと肘を曲げて下さい。








 肩に触れない、または触れるけど痛い時は








 投げる運動は避けて下さい。簡易な検査ですが指標にして頂ければありがたいです。










 今回のモニターは、この初見の時この検査は「曲げれるが痛い」でした。









 小学6年生、男性、右肘の痛み




 初診時、疼痛、運動痛あり、整形外科のレントゲンでは異常なし




 (自費での治療)3回目の治療で安静の状態での加療をお願いした。








 市外のチームですが、県大会などに出場する程、練習熱心なチームに所属の為








 かなり無理をしてきたのだろう・・・









 経過観察で、徐々に動かなくなる肘








 バナー病、もしくは、軟骨部分に異常がある可能性の為







 スポーツ専門医にご高診依頼をする。







 結果










 『内側上顆骨端線離開』 との事、しかし、ただ固定の指示・・・








 「7月末に、大きな大会があるから」と本人の希望により







 加圧リハビリと酸素カプセルの並行治療を致しました。





 酸素は週1、加圧は週2回でのリハビリです。





加圧リハビリ 内側上顆骨端線離開_b0213831_1548091.jpg





 最初の加圧は、巻くだけで痛く、顔を歪めていた






 上の画像の肘の位置で動かさないようにしていました。






 そして、2回目の加圧後(この日は酸素カプセルも) 






加圧リハビリ 内側上顆骨端線離開_b0213831_15553329.jpg





加圧リハビリ 内側上顆骨端線離開_b0213831_15554219.jpg







 痛みは訴えるものの、動かす事が出来ました。






 お母さんと顔を見合わせて、一安心!





 その後、治療を続け加圧計9回、酸素計3回






加圧リハビリ 内側上顆骨端線離開_b0213831_15583644.jpg





 右手の方が赤いの分かりますか?




 この様に毛細血管を拡張、栄養を届きやすくし、酸素で栄養を摂ってもらう事がこの治療の狙い!











 最終的には





加圧リハビリ 内側上顆骨端線離開_b0213831_1603821.jpg





 ダンベルを持っても平気なくらいになりました。






 無事、大会にも途中出場出来たとご連絡を頂きました。









 色々、挑戦をして不安な事もあり、このような出来事が








 また、私を動かしてくれるのだと思います。






 ご提案した治療を信じて頂けた患者さんに感謝しております。






 そして、今後同じ悩みの方が居られたらとこのブログにアップする事もご了承して下さり







 ありがとうございました。









 さぁ、研究を続けます!




 
 






 なお、当院の夏休みは、お葉書でお知らせ致しましたが





 誠に勝手ながら、例年通り




 8月12日より16日となります。






 11日が日曜の為、6日間となり





 17日(土)より通常診療となります。






 ご理解の程、よろしくお願い致します。








 それでは、失礼致します。
by tsumadaseikotsuin | 2013-08-08 14:00 | 治療モニター
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