カテゴリ:通信13~15( 6 )
捻挫の癖?
足の捻挫って癖になりやすいの?
足の関節(距腿関節)が他の関節と少し違うのは、骨と骨の透き間が殆どない事です。

b0213831_11261473.jpg


体重の殆どを受け止めなければならない関節なので、透き間を作らないように靭帯で固定しています。

一度足を捻挫すると透き間を作らないように頑張っていた靭帯が損傷してしまったり、伸びてしまったりして、パズルのように並んでいる骨が支えられずバラバラになります。

バラバラになるとそこに透き間が出来ます。上体の荷重がかかると透き間があるところから、崩れてしまうので、いつもより筋肉や靭帯に負担がかかり、歩き過ぎたり、運動をしたりすると痛みが再発します。

最初の痛みが治まったのに動くと痛いということを経験された方もいると思います。

また、関節部分が本来、面で接しなければならないのに、ずれてしまうことにより、点で全体重を支えなければいけないので、痛くなります。


b0213831_11291194.jpg


b0213831_11302580.jpg


面での圧力と点での圧力は、同じ大きさの圧力(体重)であっても、骨、靭帯に与える刺激は全然違うものとなります。

当院では、足首の調整をし、靭帯がしっかりと固定するように治療を致します。


つまだ整骨院通信No,15より一部改正
[PR]
by tsumadaseikotsuin | 2011-10-22 14:34 | 通信13~15 | Comments(0)
足関節
足関節で、一番多い症例が、足関節捻挫です。
当院でも、『足、捻ってしまった』とよく来院されます。
股関節の時と同様に、形状からご説明していきたいと思います。

いわゆる、足関節は、解剖学的には、距腿(きょたい)関節と言います。
関節の殆どが、骨の名前を使います。距骨と下腿の関節なので、距腿関節と
なります。内くるぶしと外くるぶしの骨(下腿)に骨(距骨)が入り込んでいます。
これが、皆さんがよくいう足関節です。

その他、踵骨、立方骨、舟状骨、楔状骨、中足骨、趾骨などで足を形成しています。

捻挫には、大きく分けると内返し捻挫と外返し捻挫があります。
内返し捻挫は、小指側が内側に入るように捻挫をします。多くの場合外側の靭帯を伸ばしたり、傷つけたりして外くるぶし辺りが腫れます。


b0213831_1640795.jpg



内返し捻挫で痛める外側の靭帯は、前距腓靭帯、踵腓靭帯、後距腓靭帯があり、
捻り方や程度で損傷する場所が違います。また、少し上の下腿を結んでいる脛腓靭帯を損傷してしまうと治癒に至るまでに長くかかります。





上記の靭帯で一番損傷されやすいのは、内くるぶしと距骨の前に付着する
前距腓靭帯です。

重症度を診るときにどの靭帯が痛めているかを診て判断します。
前距腓靭帯が外力を1番受けやすく、次いで踵腓靭帯、後距腓靭帯と損傷していきます。簡単に重症度を分けていて、靭帯の損傷の数で決めています。

靭帯を痛めず、骨に付着するところから、剥離骨折する場合もあります。
簡単な見分け方は、後日ご説明します。

外返し捻挫は、小指側が外側に向くように捻挫をします。

b0213831_16405083.jpg


この時痛めやすいのは、内くるぶしと三角靭帯です。基本的にとても強い靭帯なので、損傷は軽く済む事が多いのですが、スポーツでの捻挫や交通事故などでの強い外力が加わり損傷が激しい時には、足首の支えになっている靭帯なので、回復に長期を要する事があります。

ご自身で足首を回してもらうと、外側には返しにくいですが、内側には返しやすいと
思います。内側に返しやすいということは、内返し捻挫の方が起こりやすいということになります。



つまだ整骨院通信No,15一部改正
[PR]
by tsumadaseikotsuin | 2011-10-14 16:26 | 通信13~15 | Comments(0)
股関節、関連痛
股関節が関節の中で一番と言っていい程硬くなりやすい関節だという事をご存じですか?
股関節が硬くなると、膝が曲がりにくくなったり、足が上がらないで転んでしまったりと
痛みだけでなく他の関節にも影響が出ます。


このことを整形外科の四肢に関する教科書にも関連痛といい、科学的に証明されています。

よく患者さんは、痛いところが悪いと思われる方が多いみたいですが、実は違う場所が原因で痛みや不具合を起こしている事があるのです。

頭が痛い方が脳外科に診察に行ったら、頭は異常なし、肩凝りや首からくる痛みではないかと言われたことを耳にした事があると思います。

頭が痛いのに、原因は違う場所の肩や首にあると診断されるのです。

結構頭痛で悩まれている方も多いですし、テレビやマスコミなどでよく特集もされているので、悩まれていない方もご存じかと思います。


では、改めて聞きます。


「股関節や骨盤の歪みで、他の関節に影響することを否定出来るでしょうか?」




では、股関節が硬くならない為の方法はどうすればいいのでしょうか。
当院がお薦めするのは、『骨盤体操』です。僕よりも女性の皆様の方が詳しいかもしれません。

股関節を意識して運動するよりも、骨盤から大腿骨に付着する筋肉が多いですから、骨盤とともに股関節を動かす事が、とても良いと思います。


ただ、ダイエット効果については、保障出来ません。


股関節を構成している大腿骨には、22種類の筋肉が付着します。
この筋肉を動かせば代謝が上がりやすくなるので、効果はあるとは思いますが、必ずというものではないと僕は思います。

必ずというものがあれば、この世の中にこんなにダイエット法が溢れていないのではないでしょうか。

少し話がずれてしまいましたが、当院としては、股関節の役割が大切なものだと考えている事が分かって頂けたらと思います。

股関節が痛い患者さんはあまり、すぐには医療機関にかからない方が多いと思います。確かにあまり言いにくい場所ですよね。実は、僕自身も高校時代股関節が痛く少し悩んだ事がありますが、すぐには、医療機関にかからなかったです。

治療をする立場になって、思う事ですが、早めにご相談した方が治りも早く、今回説明させてもらった通り、他の関節にも影響がありますので、ご相談される事をお勧めします。




以前に、先天性股関節脱臼と診断された方は、その当時ご説明を受けているかと思いますが、定期的にレントゲンを撮ることをお勧めします。

実は、先天性股関節脱臼をされた多くの方が、形成不全まではいきませんが、股関節に不具合を起こす事があります。定期的にレントゲンを撮ることで、手術の時期を判断する材料となります。

短いかもしれませんが、僕の治療の経験上、20歳くらいに突然不具合がきたり、産後に影響がでたりします。年齢を重ねるたびに、骨頭が削れる方もいます。


今の手術の傾向は、一度の手術で15年くらいだと言われています。
正しい判断が出来るよう、お時間を作って頂いて、レントゲン、診察を受けて下さい。



つまだ整骨院通信No,14一部改正
[PR]
by tsumadaseikotsuin | 2011-10-06 13:27 | 通信13~15 | Comments(0)
股関節について
 股関節の症状になると広域になってしまうので、基本的な事をお話したいと思います。

まずは、股関節の形状に注目していきます。下の図は肩と股関節の骨格です。
ともに、球関節といい関節にはまるところが、丸くなっていますので、球関節と言われます。ただ、よく見ると股関節の方が骨頭(球)の手前が曲がって見えませんか?


肩関節 

b0213831_18462696.jpg



股関節

b0213831_18472744.jpg


この曲がりの事を頚体角といい、大体120~125度位になり土台となる骨盤を支えるように関節を作ります。
土台になる関節が120度曲がっているのは不安定だと思いませんか?

積み木で、もしタワーみたいな物を作るとしたら、ぼくなら土台は不安定なものより、
しっかりとした大きい積み木を選びます。

実は、人間が二足歩行する為に、このような形になっているのです。

       
皆様は、立っている時に片足にどのくらいの体重がかかっているかご存じですか?

『右足にかかる体重左足にかかる体重上体全体の体重』

だと思っている方も多いと思います。答えは違います。



『右足にかかる体重左足にかかる体重上体全体の体重』


となります。

少し不思議かもしれませんが、上の式にならないと人間は二足歩行出来ないのです。

なぜそうなるのかは、先ほど話した頚体角の120度というのが大きく関係してきます。

物理に詳しい方は、正三角形の120度の三分立により上体荷重の分散により右足、左足に等しく上体荷重がかかるとご説明すれば、分かると思います。

b0213831_18495521.jpg



b0213831_18502514.jpg


僕はあまり物理に詳しくないので、頭が痛くなる話です・・・


つまり、片足で立っても、両足で立っても片足にかかる体重は変わらないという事になります。

この条件を満たす為には、骨盤と股関節の関係が正三角形である事が大切になってきます。

もしこの関係性が崩れてしまうと、どちらかの足により重い上体荷重がかかってしまい、膝が痛くなったり、足が扁平足になったりと他の関節にも影響が出てきます。

当院が骨盤を土台と考えるのは、よく説明させてもらっています。


骨盤がテーブル、上の背骨がお皿、テーブルが曲がると上のお皿が崩れるといつもは説明していますが、

これに股関節を入れるのであれば、テーブルを支える脚の付け根になります。

テーブルと脚のバランスが崩れたらどこかの脚だけ使い、その他の脚は浮いてしまい圧力がかからないのでグラグラになってしまいます。

これを人間の股関節に置き換えると、片方の股関節だけに負担がかかり、もう片方の関節はグラグラになってしまい関節としての機能が弱くなってしまいます。


股関節と骨盤の関係がとても大事なことが分かって頂けたら幸いです。
  



つまだ整骨院通信No,14より一部改正
[PR]
by tsumadaseikotsuin | 2011-09-21 18:53 | 通信13~15 | Comments(0)
歪みによる負担
前回のご説明の続きです。

歪みはどのような負担を起こすのか?


筋肉

筋肉は骨に付着します。その骨の位置が変わる訳ですから、筋肉に負担がかかります。

筋肉の性質の1つで、伸ばされると痛みを出します。

誰でもストレッチをした経験があるかと思います。それぞれの限界は違うと思いますが、限界に近付くとほぼ必ず痛みを出します。それ以上伸ばすと筋肉や骨を破壊してしまうからです。


歪みがあるとその骨に付く筋肉は伸ばされますので、最初から少しストレッチをした状態になります。

その状態から生活動作などで動かすとアドバンテージがある分いつもより早く痛みが発生します。

数字で表しにくいのですが、例えば腰の筋肉の伸びる割合が元々は100%なのに、歪みによって30%ストレッチかけられていたら、70%動かした時に痛みを出してしまうのです。


これを角度でいうといつもなら前にかがむ時に120度曲がるのに、82度しか曲がらなくなるのです。いつもより曲がらないですし、痛みを感じるので腰を痛めたと思うということです。


歪んで引っ張られる筋肉があるということは、逆に緩む筋肉があるのでは?     
  
そうです。


でも緩んでいるから、痛まないかというと実は違います。


歪みによって緩んだ箇所には隙間が出来、筋肉が擦れてしまうことがあるからです。

摩擦が起こるとそこに炎症が起こり、痛みとして認識します。

また、長い間緩んだままにしておくと筋肉がこの長さは必要ないと収縮をします。
(この状態まで我慢してしまうと治療が長く掛かってしまいます)

骨折などの治療でギプスを巻いていると関節が動かなくなる理由の1つでもあります。

自転車のチェーンが、緩み過ぎても張り過ぎても問題を起こすのと同じで、筋肉が関節の歪みで緩み過ぎても張り過ぎても身体には不具合が生じます。

神経

大きな神経は、骨と筋肉の間を通っています。歪むことにより通り道を狭くしてしまい、酷いものは圧迫して傷つけてしまう時もあります。

しびれや力が入らないなどの症状が多く、痛みを伴う事もあります。
神経症状というのは筋肉と比べると症状の改善が明確ではないので、時間が掛かることが多いです。

正座を崩してもすぐしびれが取れないように、治療後すぐに効果が出ることが少ないのです。




神経の大きな問題は、他の箇所の機能低下にも繋がったり、症状の出る箇所が多かったり、安定しにくい事です。

当院の治療の後はいいけど、また痛くなるというのは、神経が関わり、安定しにくいと考えられます。
仕事や癖があるので、少しチャンスを頂いて治療が出来たらと思います。


皆様の中には、歪みの話をすると、左右対称であればいいと思う方が居られると思います。

実は、背骨は真っすぐな事が正解とは限らず、逆に真っすぐにしてしまうと胃痙攣を起こしたり、呼吸がしづらくなったり、身体に不具合が出る時もあるのです。

これは、成長の段階で骨や腹壁(腹の内側)に沿って、付着したり、成長したりするので、無理に歪みを治すと内臓に負担をかけてしまうからです。

当院では、個人の関節の動きや内的疾患を考慮し治療を致しております。
お身体の事は出来るだけ教えて頂けると治療の判断材料が増えますので、ご協力お願いします。


「整形外科に通ったけど、骨盤の歪みの話は聞いたことがありません。」と以前、
言われた事があります。

それは考え方が違うからです。


整形外科の先生は骨盤が歪むという考え自体がありません。ですから、骨盤を診ることもない方が多いです。

否定をしている訳ではありません。痛みや治療に対する考え方が違うのです。
この通信を作り始めたきっかけも、当院の治療が整形外科さんと少し違うからです。
歪みの考え方にしても、治療法の1つの考え方として、この通信に目を通して頂けたら幸いです。



つまだ整骨院No,13より一部改正
[PR]
by tsumadaseikotsuin | 2011-09-14 21:19 | 通信13~15 | Comments(0)
歪み!
当院では、骨盤の動きや歪みも治療致します。テレビや健康に関する雑誌等で、皆様も関心がある事だと思いますが、治療としての当院の考えをご説明したいと思います。



歪みには、静的な歪み、動的な歪みがあると考えています。


静的な歪みというのは、見た目でも分かる歪みです。

背中が曲がっているとか、肩の高さが違うとかです。静的な歪みは、長時間の作業や動き始めで痛みを出す事が多く、治療や運動、少しのケアで回復していく傾向が多いです。



動的な歪みは、押しても触れても痛みは出ない(分からない)のに、動かすと痛みが出る事が多く、痛みが少し鋭く感じます。関節が動く時にいつも動いている位置から外れてしまう事で脳が脱臼しそうになったと勘違いして痛みで動きを止める状態です。

この症状が出ている時は、その関節自体の治療と関節を動かす為の神経の治療をしなくてはならないので、少し時間がかかります。


歪みを治していく考え方は、自転車に乗る練習を思い出して下さい。


当院の治療が補助輪になって、この位置が真っすぐ(いい位置)だと体に教えます。
補助輪を外して自転車に乗ってみるという事が、日々の生活です。

バランスがうまく取れなければ、転倒してしまいますね・・・



また補助輪をつけてバランスを覚えます。
その繰り返しで自転車を乗る感覚ができてくるのと同じで歪みがなくなってくると考えて頂きたいです。


もちろん、自転車をすぐ乗れた方も、苦労した方もいるように、個人差があることですが、治す為には多少の練習が必要なのだなと思って頂けたら幸いです。




歪みと痛みの関係は、歪みによって何に一番負担をかけているかで変わります。
(それは次回に)




つまだ整骨院通信No,13より一部改正
[PR]
by tsumadaseikotsuin | 2011-09-13 14:14 | 通信13~15 | Comments(0)