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股関節、関連痛
股関節が関節の中で一番と言っていい程硬くなりやすい関節だという事をご存じですか?
股関節が硬くなると、膝が曲がりにくくなったり、足が上がらないで転んでしまったりと
痛みだけでなく他の関節にも影響が出ます。


このことを整形外科の四肢に関する教科書にも関連痛といい、科学的に証明されています。

よく患者さんは、痛いところが悪いと思われる方が多いみたいですが、実は違う場所が原因で痛みや不具合を起こしている事があるのです。

頭が痛い方が脳外科に診察に行ったら、頭は異常なし、肩凝りや首からくる痛みではないかと言われたことを耳にした事があると思います。

頭が痛いのに、原因は違う場所の肩や首にあると診断されるのです。

結構頭痛で悩まれている方も多いですし、テレビやマスコミなどでよく特集もされているので、悩まれていない方もご存じかと思います。


では、改めて聞きます。


「股関節や骨盤の歪みで、他の関節に影響することを否定出来るでしょうか?」




では、股関節が硬くならない為の方法はどうすればいいのでしょうか。
当院がお薦めするのは、『骨盤体操』です。僕よりも女性の皆様の方が詳しいかもしれません。

股関節を意識して運動するよりも、骨盤から大腿骨に付着する筋肉が多いですから、骨盤とともに股関節を動かす事が、とても良いと思います。


ただ、ダイエット効果については、保障出来ません。


股関節を構成している大腿骨には、22種類の筋肉が付着します。
この筋肉を動かせば代謝が上がりやすくなるので、効果はあるとは思いますが、必ずというものではないと僕は思います。

必ずというものがあれば、この世の中にこんなにダイエット法が溢れていないのではないでしょうか。

少し話がずれてしまいましたが、当院としては、股関節の役割が大切なものだと考えている事が分かって頂けたらと思います。

股関節が痛い患者さんはあまり、すぐには医療機関にかからない方が多いと思います。確かにあまり言いにくい場所ですよね。実は、僕自身も高校時代股関節が痛く少し悩んだ事がありますが、すぐには、医療機関にかからなかったです。

治療をする立場になって、思う事ですが、早めにご相談した方が治りも早く、今回説明させてもらった通り、他の関節にも影響がありますので、ご相談される事をお勧めします。




以前に、先天性股関節脱臼と診断された方は、その当時ご説明を受けているかと思いますが、定期的にレントゲンを撮ることをお勧めします。

実は、先天性股関節脱臼をされた多くの方が、形成不全まではいきませんが、股関節に不具合を起こす事があります。定期的にレントゲンを撮ることで、手術の時期を判断する材料となります。

短いかもしれませんが、僕の治療の経験上、20歳くらいに突然不具合がきたり、産後に影響がでたりします。年齢を重ねるたびに、骨頭が削れる方もいます。


今の手術の傾向は、一度の手術で15年くらいだと言われています。
正しい判断が出来るよう、お時間を作って頂いて、レントゲン、診察を受けて下さい。



つまだ整骨院通信No,14一部改正
by tsumadaseikotsuin | 2011-10-06 13:27 | 通信13~15
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